〈ホシツネ〉 祝・卒業 291ニャン目
トライアル初日、
〈ホシツネ〉が
大きくずっと鳴いていました。
のちに疲れて寝たのですが、
夜鳴きみたいなのは
2,3日ある子はあります。
夜中のメールでは、
「晩御飯後、台所へ行って
ゴハンをねだるしぐさをしている」
ということでした。
晩御飯食べ終わったら
暖房の前でゆっくりする子だし、
キッチンや料理のへの反応も
薄い子だけどなあ。。
トライアルIN時、速攻で、
先代猫さんへのお供え的な
普段のゴハンのように置いていた
カリカリを食べてしまったのですが、
その味が美味しかった、とか?
キッチンにいい匂いがして
何か期待している、とか?
その日は焼き鮭や焼き鳥だった
とのお返事でしたので
それかしら?と思いました。
でも、いつも、我が家では、
肉や魚を焼いても
そんな反応がなかったのです。
うちでは他の子たちに
遠慮してただけかもしれませんが。
2日目は、
床にお尻擦り付けたような、
うんちっぽいものが
床に付いていたそうです。
やはり緊張はしていて、
便にも影響があったのでしょうか。
3日目には、
ホカペの上とストーブの前で寝転んでたり、
寒がりホシくんのらしさが出てきました。
トイレもOK、
普通に暮らせるようになってきたので
次は相性ですね、となりました。
怖いかな?と思って
千くんをケージから出す時、
ホシくんを別のところに移動させたそうですが、
ホシくん自らひょっこり戻ったそうです。
初対面時↓
体格さっ。
後にも先にも、
この時1回だけ
ホシくんがシャーと言ったそうです。
日に日に
遊べるようになって。
たぶん〈千太〉くんは愛したい、
〈ホシツネ〉は遊びに思ってそうな感じ。
フタリ、ボテ〜っと寝たりして。
微笑ましい関係になっていきました。
ちなみに、書き忘れてましたが、
千くんは7歳です。
* *
約2週間後、
再訪問日です。
安定の堂々さ。
実はトライアル途中、
昨年夏に他界した先代猫〈ぷっちょ〉ちゃんへの
ママの愛が強くて
「ホシくんかわいいけど、
ぷっちょと比べてしまう自分がいる。
この先同じのように思えるかどうか自信がない。
どうするのがホシくんにとってベストか悩んでいる。
この状態を長引かせるのもかわいそうではないか。」
と心の部分を正直にメール頂きました。
それだけ真剣に考えてくださって、
大事なトライアル期間、誠実に感じました。
ママは、ずっと猫が複数いて
猫がゼロになったことがなく、
今回初めて〈ぷっちょ〉ちゃんの旅立ちで
猫ゼロの状態になり
かなりのペットロスになられたそうです。
「ホシくんとはまだ始まったばかりで、
お互いこれからの関係です。
そばに誰が来ても、
深く長く愛したぷっちょちゃんとの絆は
大切に持ち続けていいものだと思います。
ホシくんの望みは、
ぷっちょちゃんくらい愛してほしいのではなく、
同じくらいの愛を
この先に約束してほしいというわけでもなく、
今この時のボクを見てほしい、
一緒に楽しく過ごしてほしい、
と思ってると思います。
(中略)
トライアルは、返せる場所があるので、
余計に迷うのだと思います。
もしホシくんがご自身が拾った子なのだとしたら、
比べてしまうことなどに対する迷いも
違うものになるのかな、とも思いました。
環境や相性が大丈夫なら、
まだ明日で1週間ですので、
もう1週間続けてみて、
ご自身の心の判断をして頂けたらと思います。
中止ももちろん受け入れますので、
いつでもおっしゃってくださいね。」
と返信いたしました。
たぶん〈ホシツネ〉は 、初めっから
そういうのもわかってたかもしれません。
いつものベッドも
持って行ってたのですが一切使わず、
ぷっちょちゃんのベッドで
いつも寝ていたんだそうです。
その2日後、
「おうちの子に決定です」と メール頂きました。
「肩の力がくずれ落ちた そんな笑い話しです」と。
会った時にお話しましょうとなりました。
再訪問時に聞いてみると、
ベッドに寝ていたホシくんが
〈ぷっちょ〉ちゃんに見えたそうです。
同居の方も「こぷっちょやなー」
とおっしゃったそうで、
不思議とすっと入ってきたそうです。
〈ぷっちょ〉ちゃんも
ずっと心配してただろうなと思いました。
ホシくんにベッドはこれ使いぃ
と指示してたのかもしれませんね。
千くん、瞳が、ほんとに可愛くなってる。
千くんも同じく
ロスになっていたそうです。
しかし、千くんは出会った時からLOVE。
千くんがホシくんを好きすぎて
大きな舌で舐めるので、
ホシくんはびしょびしょになるのだそう。
それにはちょっと笑ってしまいました。
ママに寄り添い
千くんに愛され
無事正式譲渡に至りました。
***
と、まだ続きます。
別スペースに、
同居人さんの
わんちゃんが居るのです。
チワワの13歳〈のんの〉ちゃんとも
たまに合流してるそうです。
〈のんの〉ちゃんの方が
立場が上みたいです。笑
女の子は強いねー。
体の大きさじゃないね。
ホシくんは〈ヘーゼル〉にも
タジタジだったので目に浮かびます。
体の大きさ的には
のんのちゃん<ホシくん<千くん
だけど
立場的には
のんのちゃん>ホシくん>千くん
の図式がなんかすごいですね。
* *
後日、白の首輪でかっこよくなった
お写真を頂きました。
お姉さまのおうちの
〈ミシマン〉ちゃんと色違いです。
***
ねこびやかからの巣立ちっ子:第291号〈ホシツネ〉
片方の目玉が飛び出て、
顎も骨折しながらも、
にゃーにゃーと
人に擦り寄って行った〈ホシツネ〉。
擦り寄られた方は、
ちょっと前までは
猫があまり好きじゃなかったそう。
今は好きな人なので、
出逢いやタイミングって
不思議なものですね。
すぐに病院で
片眼摘出手術と
顎にワイヤーを入れる手術が施され、
入院していました。
退院時かなり細かったですが、
だんだんふっくらしてきて
元気になったら、
愛くるしい性格も
見せてくれるようになりました。
ホシくんはずっと
自宅に居ましたので、
うちの家族もメロメロでした。
ホシくん、卒業おめでとう。
ひもじい思い、痛い思い、
大きな手術も乗り越え、
ほんとうによくがんばったね。
これからもずっと
元気に過ごせることを祈ってるよ。
〈ホシツネ〉ファミリーさま。
温かく迎えてくださり
ありがとうございました。
これからのホシくんを
どうぞよろしくお願いいたします。
またお話聞かせてくださいネ。
名前は
「〈こぷっちょ〉にはまだ早いなあ」
ということで、
〈こぷう〉になりました。
進化して〈ぷっちょ〉に
なっていくのかもしれませんね。
〈ホシツネ〉を見守ってくださったみなさま。
「ホシくんのヒカリ」シリーズの
ファンだったみなさま。
おかげさまで巣立つことができました。
応援ありがとうございました。
- 2019.05.14 Tuesday
- 里親募集
- 17:34
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